日記事始め

今年は日記と称し色々とふしだらな事や超常現象、あるいはマイ・ブーム、
21世紀についての個人的意見等を精密な筆致で書いてみることにした。もうはじめる事に決定したので飽きるまで書こうと思う。 今年は去年の12月くらいから発生した異常な哲学書欲の反動で沢山の漫画を読み耽っていた。 「バイオレンス・ジャック」、「グラップラーバキ」、「銀河鉄道999」、「聖凡人伝」、「I・L」の数巻を 適当に買って読んでいた。この中で「バキ」以外は古い漫画なのだが、「・・・999」のメーテルはいつみても 素晴らしい。大体において松本零士の作品出でてくる女性は皆、とてもエロティックで美しい。その中でもメーテルが一番肌の露出が少ないのでは?と思われるのだが、単純にそうなっていればエロティックであるということでは なく、それは微妙な線の曲線やキャラクターの性格に左右されるのではないか?と思う。だからといって、そういう方面のマニアだとか 言わないように。チラリズムとはこの場合、全然関係がない。
 マイブームは内田百間。最近、ちくま文庫から集成が再発されていてとても嬉しい限り。以前、よく読んだのだが 部屋の蔵書が大粛清にあい、その大半を失ってしまった。百間の魅力は1.怖いもの、2.随筆、3.電車モノに分かれると思うのだが 今は怖いものにはまっている。怖いといってもサイコ・ミステリーとかいうのではなくて、何だか分からない怖さ。夢何だか現実なんだか 分からない。恐らく書いている本人も分からない。訳が分からないというのはとてもヤバイ状態でこういう手合いが一番よろしくない。普通はそれが何なのか考えようとするのだけれども百間の場合は「何だか気味が悪い。」で済ましてしまう。
芥川と交流が深くて(共に漱石の弟子)芥川が百間の絵などを書いているし、随筆では芥川の最後の頃の生活なども書かれていて、 芥川マニアにもたまりません。
 

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