武蔵境スタット

今朝、Rock’n Roll Babylonの都より太陽の光とともに無事生還した我々は躊躇することなく、武蔵境へと足を運んだ。更なる破壊工作を実施するためである。本日、破壊工作を供に進める師団の数は6にも及んだ。これは2・22、ゾロ目のジンジン、ボロキチのギターを務める彼の作戦である。我らはダーク・ザ・ジャイアントの次、 5番目の出演となる。今回は絵描きのオオカワ氏が我々の演奏に合わせてその場でリアルタイムで絵を描くという実験的な試みを行う。そして我々はいつものようにROCK爆弾をぶっ放す。演奏終了後、完成した作品は無残にも引き裂かれる運命にあった。これは絵画を音楽と同じように扱ってみたのである。絵筆が動くのを止めた時、そこにはもはや音は存在しない。しかし、今回は作業スペースの確保が難しく、店の中もお客が多数いたためにオオカワ氏も難儀であったろう。今回、この提案に快く参加してくれた氏に感謝。最後はボロキチが登場。ハイテンポなロケンロー、ボーカルのサニーボーヤのパフォーマンスは初期のストーンズを思わせる。店内興奮のまま終了。その後、宴会。更に場所を移動し宴会。深夜には似つかわしくない大量の変人どもを擁したこの大所帯の団体は絶叫、混乱、パニック、罵声、汚辱のうちに夜の終わりを迎える。朝、どういう訳か「生ハム」をくわえているボブ殿を横目に、これまたどういう訳か「銀河鉄道999」を片手に電車に揺られているわたしの脳裏にはヘンリー・ミラーの「北回帰線」の冒頭部分がリフレインしていた。

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