日本呪術全書

ここに「日本呪術全書」という本がある。これでまさか、ナニをするのか!というと別にそういう訳ではなく、 色々と読んで得する楽しい本なのである。夜寝る前になど日本のあらゆる呪術のやり方、歴史が掲載されている こういう本を眺めながら眠るのは格別の楽しみと言える。今、冷静に表紙を見てみると「図説」と書いてある。 通りで絵や写真がふんだんに入っている訳だ。呪術の本を持っているなどというと何か危ない人のような気もするが、 まだかろうじて正常な精神状態を持っているつもりなのでこういう本を読みながら「アハハ、エヘヘ、ウホホ」などと笑っていられる。 例えば、悪魔を降伏し、悪人や法敵を調伏、あるいは呪殺する際に用いられると言う、「大威徳明王の大威徳法」というのがある。 これなどは三角壇をつくり大独股印を結び、「オン、キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ ソハタソハタソワカ」と一万回(!)唱える・・・それが終わったら黒泥で怨敵に見立てた泥人形を作り・・・ このくらいでいいだろう。普通の人間には無理だ、ということが完全に判明した。こういうものは「凄ぇなー、はぁー」 と言っているくらいが丁度いいのだろう。と、まぁ、今日はこのくらいで。そろそろ神社に人形を打ちに行かなければいけないので。

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