地球は丸い?

 先日、地震がありました。知人から聞いた話だと、彼がまだ小学生の頃に大きな地震があったらしいのです。 その時にたまたま遠足で動物園に出かけていた彼は孔雀を見ていました。すると孔雀はその美しい羽を 広げました。その時、傍にいた世話係のおじさん曰く「こんなに羽を広げるのは珍しいのだよ、きみ達ラッキーだね!」 といったらしいのです。また、猿山に集まっているサルの動きが普通とは変わっていたらしく、「うーん、こういうのは珍しいね、きみ達ラッキーだよ!」 と言ったらしいです。その後、大きな地震が起こったのですが、動物はそういう事が分かるのですね。人間も昔は その位のことは分かったのでしょうが、現在の我々は特殊な人を除いてそのような第6感的な能力は失ってしまったかのように 思えます。勿論、そういうものがなくても命に不安があるような生活ではなくなった、ということでその点はそれはそれで素晴らしい事だと思えます。

話は全然変わりますが、最近、別な知人に「地球は本当に丸いのですか?」と聞かれました。 そういわれて見れば子供の頃は、そういうことを聞いてもどうしても信じられずに”自分がいるところはずっと地球の上なのでそれで落ちないのだ!” と思っていました。ところが”ナニを言っているのだ、地球は回っているのだ!”と聞いて驚いたのを憶えています。 それでもしばらくは信じられずに「地球図鑑」などを一生懸命眺めていた記憶があります。そういう経験があるので 大きな亀の上に象が乗っていてその周りを大蛇が囲んでいる想像図や海の端が切れていて滝のようになっている昔の人の 想像図を簡単に笑う気にはなれません。わたしは良くモノを落としたり、入れたばかりの珈琲をこぼしたりしているのですが それも地球の重力や慣性の法則を定期的にチェックしているのだし、綺麗に片付けた部屋をすぐに散らかしてしまうのも 夜中に小人が出てきて片付けるのではないか?と思い罠を仕掛けているのです。といってもそういうのは 言い訳にならない年齢にわたしもなってしまいました。それを思うと残念でなりません。