オーストラリア万歳、日本万歳

227月 - による admin - 0 - スポーツ魔界

わたしは一日、愛について考えていた。日中、ナニをしていてもあまり手がつかない。テレビをつけると大相撲がやっている。白鵬が千代大海に負けた。 今場所3敗目。昨日の朝青龍との立ち合いが合わなかった一番が悔やまれる。琴光喜に優勝して欲しいな、今場所は。あぁ、しかし今は相撲はどうでもいのだ。 もっと大事な事がある。そうだ、そうなのだ。日本時間で夜7時20分、ハノイの空の下ではわたしのウォーリアー達が球蹴りを始めた。

わたしはペネルティーエリアに侵入される度にブリッジをし敵のシュートコースをふさいだ。あるいは敵陣のペナルティーエリアに侵入する度にブリッジ をし、相手のディフェンダーに対して威嚇を行った。つまるところ45分間、わたしはテレビの前でブリッジのしっぱなしだった。後半が始まって途中、J三郎がやっ てきた。わたしの様子を見た彼はすぐさま事の重大さを理解したのか、「どちらが勝っているのですか?」などとは聞かずに隣に並んで三点倒立を始めた。点を 取られた時にだけ「これはイカン!」ということでヨガでいうところの「賢者のねじり」のポーズを取ったが、同点になってからは再びブリッジの姿を取り続 け、我々のウォーリアー達に念を送り続けた。

延長に入り勝負はPKへと。ここまでくると我々は勿論の事、我々のウォーリアー達も後は精神力の戦いだった。実際のところもうサッカーではない。ここから後はサッカーではない。オシムの言う通り「PKは運だ」ここでどうなっても誰も我々を責められないし、涙を流す必要だってないのだ。オーストラリア 万歳、日本万歳だ。心半分でそう思いながらもわたしはここで「無空」のポーズを取った。一見、仰向けになり力なく寝そべっているように見えるが、もはや、 肉体の過剰な酷使をしてしまったわたしに残された最後の戦闘態勢であった。わたしはこの状態で川口魔人に念を送っていたのである。

結果は皆さんがご存知の通りだ。ふと、辺りを見回すとJ三郎は壁にもたれながら視線が合わなくなった目で何度も自分の指の数を数えようとして、6を 越えると分からなくなって1からやり直している。今日から3日は人として使いモノにならないだろう。わたしといえば、トーナメントの優勝までの残り試合のシューミレーションをすでに開始していた。

久しぶりにサッカーを堪能した一日であった。

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