美味しいジュース

235月 - による black999 - 0 - 2005

CDをやたらめったらと買うようになったが、以前よりもちゃんと聞いていないのでナニを買ったのかも良く憶えていないし、なんと言う曲が、そもそも何曲入っているのか、どういうつもりで買ったのかも憶えていないことが良くある。これが紅顔の10代の美少年の頃であれば好きな曲は歌詞は勿論憶えていたし、曲のクレジット、録音場所、年代から全ての楽器の演奏者にチェックを入れ、歌詞カードがない場合にはヒアリングをし、場合によっては自らでも訳詞を施しそれを高らかに歌い上げ、曲中の名詞、動詞の数、あるいはどこでシンバルが入っているのか、どこで息つぎをしているのか、フェイドアウトして行くギリギリまでボリュームを全開にし、歌詞カードに載っていない言葉や音にまで全神経を傾け、時には本来鳴っていないはずの音まで「聞こえる!聞こえるよ!ママ!」とつぶやいていた節さえある。まぁ、それはそれでいいさ。最近だって膝を抱えてぼんやりしていると妙な音が聞こえてきたりするものな。夜、J三郎が「美味しいジュースを作って差し上げましょう。これを飲むと血液がサラサラになり、朝起きるのが楽になります」とバナナや牛乳やその他を駆使し、健康ジュースを作ってくれる。一口飲むと確かに美味い。「どうです。血液がサラサラになった感じがするでしょう?」そんな異様な即効性もないであろうが、「凄い、血液がサラサラと。。。まるで南の島の砂のようになった感じがする!」と大げさに言った。するとJ三郎いわく、「嫌だなぁ。そんなにすぐ効く訳がないじゃないですかお兄様はまるで子供だなぁ」”人の道・・・”わたしは窓を開けるともうすぐ満月になりそうな月を見上げた。

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