胸いっぱいムツゴロウ-Whole Lotta ムツ

今日はムツゴロウさんをテレビで見た。久しぶりにテレビで見たその勇姿はいささかも衰えてはいない。今日は犬の特集か何かでやたら犬が沢山出ていた。犬は好きなのでじっとテレビを見ていたのだが途中で眠くなってしまった。 しかし、音声だけは耳に入ってきてムツゴロウさんがあの独特の声で喋るのが聞こえてくる。 「ハーイ、とても可愛いですねぇ、ウシャ、ウシャ、わき腹をこうして・・・もうぅぅ、服従のポーズですねぇ。尻尾もほら、 こんなに振ってマース。こうなるともう、どこに触っても平気です、うしゃ、うしゃ、あぁ、全部触って欲しくなりますね。 とても気持ちいいです。うひょー、あへへ、わたしは完全に服従のポーズです。ほら、もうわたし、完全に腹ばいです・・・」
 わたしは小さいときからムツゴロウさんが好きでムツゴロウさんの「ムツゴロウの・・・」シリーズはほとんど読んでいる。 ムツゴロウさんの生きる物へ対する情熱は凄まじくいつもわたしを圧倒する。若い頃の研究癖からか彼は徹夜に以上に強く 色川武大(阿佐田哲也)の随筆の中でも麻雀の強豪として度々現れる。1日、2日徹夜をした位からムツゴロウさんは強くなり 3日目にはトップに立っているとのことである。スタミナがあるということなのだろう。しかし、実を言えばわたしは麻雀をしないので それが何を意味するのか分からない。一昨年、那須でムツゴロウさんを見た。偶然、那須のムツゴロウ王国植民地に来ていてみんなに サインをしていた。サインは別に欲しくなかったが、「ムツゴロウさん、大好きです!」と言って走り去りたい欲望に駆られた。が、結局は 緊張の為、遠くから様子をうかがっていた。人間に囲まれたムツゴロウさんはどこか頼りなげで弱弱しく見え、あぁ、年を取ったんだなぁ。 と思った。ところがどうだろう。動物と一緒にいるときムツゴロウさんはかつてと同じパワーを有していた。
 ムツゴロウさん、今度、わたしの横腹をさすってください。

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