WALTZ FOR DEBBY

 「WALTZ FOR DEBBY/Bill Evans」を流すと マロンチストが服を着ているようなわたしは夜空を見上げながら様々なことに思いを巡らす。 まず、考えねばならないことは日本プロ野球の1リーグ制問題である。 わたしは今までこの問題について静観の態度を貫いてきたが、私見ではオーナー、選手ともにどちらの言い分もおかしい。 これほどファンを無視した動きもないのであって、いっそ日本からプロ野球がなくなってしまい、 アジアリーグなどを作ればよい、と思う。それでもうこの問題については考えない。

さぁ、次に考えねばならないのは空前の「三国志」ブームについてである。 我が家では「三国志」の話題について一言も出ない日はなく、J三郎などは 寝る前に必ずソレを読んでいる。恐らく、もう同じモノを20回は読んでいるだろう。 物覚えが悪いのか、ビョーキなのか、どちらかだ。しかし、わたしが知っているだけでも新連載が2つ始まった。 これはブームといって差し支えない。素晴らしいことなのでこれ以上、わたしが考えるまでもない。

さぁ、次に考えねばならないのはパンダについてである。先日の新宿ブラリ旅の時もシーモア殿と 動物写真を眺めていたのだが、パンダの愛嬌のあるポーズが話題になった。 何ゆえにこの大型の獣があのように可愛らしいポーズを取るのか? 想像してごらん。アレが白、あるいは黒の単一色であったら・・・ほとんど熊ではないか! よく見てごらん。鋭く伸びきった爪を、そして何かを狙うような目つきを。 わたしは理解した。「こいつは確信犯だ!」 誰かにアレは知能が高いのだ、と聞いた気もするが、確かにそうであろう。 日中は竹をくわえて、チョコンと座り、小首をかしげて「クゥ」などとやっているか知らんが、 (実物は見たことがない)夜になるとネズミ、場合によっては猫などをくわえて 口から血を滴らせているのかもしれない。怖すぎるのでこれ以上、パンダについては考えない。