稲荷神社

 稲荷神社に行った。元日から飾っているものを燃やしてナニする日らしい。お賽銭を入れる箱の向こう側、いつも閉ざされている向こう側が開き、「プオォー・・・」という音がひっきりなしに聞こえる。以前、ここの狐たちを大激戦の末、カメラに収めたことあるのだが
(格闘の模様は去年の2月分日記に収録)、今回はご開帳された扉の向こう側からとてつもない霊力を撒き散らしていた。そこでわたしは戦闘オーラを極力控えて本殿の中に立ち入り、様子をうかがった。大きな丸い鏡が鈍い光を放ち、その両脇には巨大なお稲荷さんが控えている。
よく見ると野菜かナニかをくわえているようだが正確には分からない。じっとと見ていると
わたしは軽いめまいを感じた。「イカン!これはイカン!」不用意に近づくのは危険だ。
「とてもわたしの手に負えるものではない」わたしはヨロヨロと本殿を出ると、すぐさま、ポケットに小銭を探し、お賽銭を投げた。わたしを圧迫する霊力が若干弱まった気がする。
「今だ!」わたしは気合を込めてそう叫ぶと、寝転びながら危機的状況から逃げ出した。
今年の初のお賽銭投げは何かをお祈りするどころではなく、まぁ、命があっただけでも良しとしよう。