青い部屋=重さX妄想X切なさ/ため息

前日、深夜までスタジオにこもりピアノを弾く。家にあるキーボードでは鍵盤のタッチが全然違うので生ピアノに慣れるためだ。鍵盤の叩いた時の感触が3倍は重い。よってわたしが想像していた超絶技巧ピアノよりも13.5分の1({3X3X3}/2=13.5(重さX妄想X切なさ/ため息))程に技巧を押さえて演奏に挑むことに当日決めた。当日は本来なら一緒に演奏するはずであったJ三郎が「わたくし、当日はマネージャーとしてスケジュール管理を主に行うであります!デジカメで写真などもバンバン撮ろうと思っております!」と言うので「うむ、万事手抜かりのないように」と言い含め「青い部屋」に行った。
リハーサルがスムーズに運び時間が余っていたようだったので、練習がてら大分長い間ピアノを弾かせてもらった。
それから珈琲を飲みに行き、本番。前日、完成した曲もあったので歌詞を憶えようと思い、また珈琲を飲みに。
10分ほど歌詞を眺めていたが、どうしても頭に入らないのでJ三郎に「駄目です。憶えられません」と告白。
「仕方ないですよ。仕方ないですよ。あなたは頑張りました。精一杯やりましたよ。我々は!」と言われ涙をこぼしながら「はい・・・今度こそ、今度こそ・・・」とうなづく。
青い部屋に戻って来ても珈琲。わたしの出番が回ってきたので「じゅげむ、じゅげむ、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょの・・・」と唱えながらピアノの前に座り精神統一。意図していない箇所でアバンギャルドな音が多少、入り混じったが何とかこなす。演奏が終わったら皆が手にしたチキンを一斉に投げつけるのでは?と恐れを抱いていたのだが、暴動も起こらずに済んだ。良かった。本当に良かった。ホッとするのも束の間。待ちに待った手品が始まる。手品は凄い。煙を入れたシャボン玉が一瞬にしてピンポン玉に変わるのなどは目を凝らして見ていたがさっぱり分からない。アレも日ごろの訓練だ。訓練は大事だ。最後はダークサイド・ミラーズ。時間は短かったが凄かった。見るたびにいい感じになっている。今回は飛び入り、ということで新鮮なモノが見れて面白かった。パーティも終わり、見に来てくれたボブ殿とJ三郎と一緒に帰る。「カメラに収めたわたしの勇姿を見せてくれんかね?」とJ三郎に聞いたら「はっ?カメラ???」と言っていた。