夜、遅くからCD屋と本屋パトロールを開始し、 数曲知らないものがあったのでセルジュの2枚組みのベスト、「Minnie the Moocher」を聴きたくてCab Calloway、 それと何故だか分からないが「je t’aime moi・・・」のサントラ、「レイン・ソング」を聴きたいがために 「聖なる館/ツエッペリン」を購入。更に本屋で「エロティシズム/バタイユ」、母上様の文庫大量虐殺事件 以降、見当たらない「失楽園/ミルトン」、その他4冊ほどご購入。買い物の権化と化す。 それにしても「ちくま学芸文庫」は良い物を沢山出してくれていて有り難い。時々、これは一体、誰が買うのだ? というようなものも売っているが、恐らくはわたしに関係がないだけで需要があるのだろう。 そんなに沢山ではないだろうが。そのせいだろうか、いや、間違いなくそのせいなのだが、 一冊の値段が高い。1200円から1500円はしてしまう。しかし、それも一般の文庫に比べて、という話で あて本そのものの価値で言えば安い気もする。作者、あるいは訳者が半分脳ミソを破壊しながら コツコツと創り続けた労力を思うと涙がこぼれそうにさえなる。そうは思いながらもわたしの懐具合は着実に 打撃を受けるのであるが。本の値段、絵の値段、音楽等、創作一般はそうなのだが、 値段というのは非常に難しい問題である。これはもう、ズバリ需要と供給だ。 昔、「地下室の手記/ドストエフスキー」を読んだ時に「これは100万円出してでも読まねばならん本だ!」と 思った時があったが、100万円だったら絶対に買っていないし、そのお金はドスさんには行かないし、 大体、その本は古本屋で100円で買ったものだった。そう言えば学生の頃、ほとんど一日中図書室にいたのだが そこに「医師の性科学/押鐘篤」という本というか図鑑というか異様な本があってある時期、毎日読んでいた。 ずっと前から置いてあるらしく、ボロボロだった。 いきなり俳句、短歌、川柳は出てくるは、古今東西の性に関する話題が出ていて1ページ進むごとに大笑いが出来るような 異常な本である。わたしは一発でその本の作者のファンになった。 確か70年代の本で当時の定価で2万5000円ほどするはずだ。 一体、日本で何冊発行されているのか。大きな古本屋に行くたびにソレを探すのだが、値段を知るのが怖いし、 もしかして思いのほか安かったら。いずれにせよ、まだ見かけたことはない。
医師の性科学
本
