ブランデーグラスとミック・ファレン

日中、わたしがいつものようにブランデーグラスを片手に葉巻をくゆらせながらソファで 悠々としていると、シーモア殿が来宅。”例の件で・・・”、”おぉ、そうであった!” 我々は秘密画像、思い出画像、秘密のキーワード、発禁文字などを思い思いに貼りつけてジャケット作成を試みる。 フォントがどうした、色がどうした、と言いながら作業中に団子を喰らい、夜も更け半ばめまいと耳鳴りが 襲う頃になって青い部屋に出かける。

本日は実は顔見知りが多く、本来であれば開演三時間前には行って、 中の清掃を手伝ったりしなければいけなかったのだが、店に着くとシャケの演奏が終っており、ミック・ファレン が始める手前での入場。詩集が手渡される。翻訳のモノをパラパラと眺めていると、幻想と現実が入り乱れて 素晴らしい言葉が並んでいる。”これを朗読するのであるか?ふむ。。。”と葉巻きに火をつけしばし、 瞑想に浸る。やがて、姿をあらわしたミック・ファレンは大きくゆったりとした体から少ししゃがれた低い声で この素敵な詩の数々を朗読する。途中からマーブルシープ+ナベジの演奏も入りミック・ファレンの声も興奮を増してくる。 やはり、朗読は声が大事だ。そして詩を読み上げる態度が大事だ。どんなに字面だけ体裁の良い言葉を列ねてみても そういうものが欠けているとナニも伝わらない。ミック・ファレンの声と風貌と態度はその点で完璧だと思った。 彼がシェリーを朗読してもどうにもならない、と思うがソレで良いのである。 パーティも終ると異常な空腹感が襲って来たのでラーメンを食べに行き、帰宅。 朝まで悪魔とドライブする夢を見る。