雨が降っているのか、いないのかよく分からない天気の中、夜から恒例の舞踏練習会に行く。 帰宅し、剣を磨いたりヤスリを研いだり、筋トレに精を出しながらスポーツニュースをチェックする。 「サムライたちのプロ野球/青田昇」を読む。戦前の沢村から戦後すぐの川上、千葉、大下、藤村、別所という 野球界の武者たちが語られている好きモノにはたまらない一品。 朝起きてから眠りにつく瞬間まで素振りをし、畳をすり減らすほど素振りをし、 力を入れるために奥歯をつぶすほど素振りをし、場合によっては真剣で素振りをし、大の大人が泣きながらバットを振る。 それでもある時期にはスランプが訪れ、また素振りをする。「天才」などという言葉はかすんでしまう壮絶な世界。 王選手(現:監督)のホームラン868本は血みどろの歴史だ。 868本。ルースの714本、ハンクの755本、金田の400勝、稲尾の一人で日本シリーズ4勝(しかも連勝) 、あるいは年間42勝、または別所が甲子園で骨折した腕をつったまま投げたとい事実。 こういうことはわたしは幼い頃から課された帝王学の中で、小学校の2年生の時には記憶していたが現在の 子供たちはどうなのだろう?いざという時には、富士山の高さや地球が実は丸くて物凄い 速さで四六時中回っているなどということを知っているよりも役に立つと思うのだが。 感動に震えながら「the very best of 矢野顕子」を聴く。 ただでさえ涙もろい精神状態にこの優しい声と感情的なピアノはたまらない。歌詞がなんだか分からなくても、 ジーンとくる。しかし、この人の声はいつも楽しげなので不思議だし、それがとても素晴らしい。 それにしても、いつも怒っているのは簡単そうだが、 いつも楽しいというのは非常に難しいことであると思うのはどうしてなんだろう? いつもハッピーでいること。どんな時でもハッピーであること。たとえば明日、雨が降ったとしても。
サムライたちのプロ野球/青田昇
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