ブックレット付きだというので「ELVIS56」を買う。スタジオ及び、ミュージシャンの 詳細なデータが載っていて面白い。Heartbreak Hotelの未発表バージョンも入っていた。 今まであまり考えた事もなかったが、バックで演奏しているミュージシャン達の 素晴らしさがなければエルヴィスといえどもこれほどドライブしなかったはずだ。 「Hound Dog」、「Blue Suede Shoes」なんて何百回と聴いているにも かかわらず、まるで初めてロックンロールを聴いた時の興奮が蘇る。 エルヴィス版「I got a woman」とても冷静ではいられない。血液が瞬時に逆流。 それにしてもエルヴィスの歌詞は失恋モノが多い。昔、テレビで「勝手にしやがれ」 などを書いた阿久悠が 「沢田研二があれだけ格好いいので安心して失恋モノを書ける。絵になるのだ」と 言っていたがソレと同じ原理か。 高校の頃、友人の家の離れ部屋でほとんど毎晩、午前2時までロックンロールパーティをしていた。 (UFOを見たのはその帰りである)何が楽しいのか、みんなむさ苦しい武者者ばかりで。 そこで流れるストーンズの「Love You Live」は我らのお気に入りで 爆音で流してはギターをかき鳴らし、コンクリート(!)の床で煙草とビールの空き缶を踏みつぶしていた。 こういう風に書くとまるでならず者のようだが、あの頃は暴走族になるかギターを弾くか、しかなかったのだ。 そういう時代だった。当時はみんなそうだった。 そこでもやはり、最後はエルヴィス!我々はエルヴィスに憧れ、競ってまねた。 あの時、あんなに夢中で我々は一体どこに行こうとしていたのか。今ではさっぱり思い出せないが、 その時に覚えた「Hound Dog」と「Blue Suede Shoes」は今でも歌える。
ELVIS56
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