日中から楽器を持っての舞踏練習。 そういえば京浜急行は大丈夫だったのか?と電車に乗る前に一抹の不安が わたしの可愛らしいちっちゃな胸を通り過ぎた。 そういえば台風が来た時、吹き狂う風と雨を聴きながらわたしはひたすら、 部屋に棲んでいる15人の精霊達と密やかな楽しみに興じていた。 妖精達の可愛らしい喋り声と妖艶な踊りに身を任せたわたしは 我を忘れるほど興奮していたが 時折、テレビから流れるニュースは台風の被害を映し出していた。 その時、何処かしらの線でトンネル前の土砂が崩れ落ちる映像を見た気がした。 ”アレは京浜急行ではなかったかしら?一体、今日は舞踏場までたどり着けるのかしら? あぁ、大丈夫かしら?でも。。。でも。。。まぁ、いいわ。だって、 くよくよしたって仕方がないんですもの” わたしは「氷川清話/勝海舟」をひろげるとぼんやりと読み出した。 「西郷は中々立派な風采だったヨ」勝の喋りは歯切れがいい。 熱中して読んでいるといつの間にか、到着していた。 トンネルの映像は幻だったのだろうか。 スタジオで京浜急行ウォッチャ-のウ-ロンにその事を聞いてみたが、 精霊達の住み着くこの部屋に帰ってきてしまった今では、 彼女が何と言っていたのかもう全然、思い出せない。
京浜急行
雑感
