夜からレコーディングの残作業に調布へ行く。深夜帰宅。 ここ数週間、あれやこれやで慌ただしく過ごす。 J三郎が「そういう時にはサプリメントがいいですよ!」とコンビニにてわたしにそういう類いのモノを薦める。
「ほう、そうかね」
「えぇ、これが実にいい。マルチビタミン、ブルーベリー」
「ほう、ほう」
「特にヘム鉄。これでしょう。わたしはこれを飲み始めてから朝はすっきり起きれます」
「自己暗示みたいなものかね?」
「いや、実際に凄い利き目ですよ、一度やったら病み付きです」
「そんな馬鹿な。。。」
と言いかけ彼の目を見るとが本気っぽいので、 無駄な刺激を与えるのは得策ではないと思い黙り込む。 じっと見ていたがどうでもいいような気がしてきたので帰ろうとすると、 ”夜の元気に”という文字が目に入る。
「J三郎、これはなんだね?」
「はぁ、それはマカでございます」
「効くのかね?」
「いや、わたしは試したことはございませんが。しかし、歩くサタデー・ナイト・フィーバーと 呼ばれているお兄様には必要のないモノでございましょう」
「うむ。そう言われてみればお前の言う事はもっともだ。その言や、良し。異論の余地もない」
「えぇ。そうでしょう」
「しかし、どうなのかね?”夜の元気”というのは?」
「いや、いいですよ。もう帰りましょう」
「ちょっと待て。待て、と言っておるのだ!」
「どうしたのですか?」
「だって”夜の元気”って書いてある」
「いや、だから。。。これは。。。”夜の元気”ですか。。。」
二人で”夜の元気”を握りしめたまま30秒ほど黙り込む。 結局、ローヤルゼリーというのを買った。
レコーディングの残作業
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