トンカツ礼賛/横浜の馬車道/ 「丸和」

横浜の馬車道は実はトンカツ屋の激戦区である。関内のディスクユニオンに行って少し通りをブラブラすればいくつかのトンカツ屋に行列が出来ているのを見ることが出来る。トンカツキテレツ探検隊のメンバーとしては黙って見過ごす訳にもいかず、メンバーの一人でもあるU氏と共にまずは「丸和」に突撃。人気店なのだろう、20分ほど列に並ぶ。日頃から豚肉の脂の甘みが旨さのポイントで、、などとしたり顔で言ってはいるものの、年齢のせいもあろうか、最近は脂ものやコッテリしたものは受付けないんです、ああ、そうですか、実はわたしも、、胃がもたれ気味で、うふふ、、などと言いながら二人共ヒレカツを頼んでしまう。そのうちにブツが運ばれてくる。サクサクと箸でカツが切れてしまうほど柔らかい。今回はヒレカツなので脂の部位がなくサッパリしている。ソースで食べても美味いのだが、ピンク岩塩なる塩をふって食べると更に美味い。

これは凄い!さすがです!トンカツ本来のアジが楽しめる!チクショー塩だったか!トンカツはこれから塩ですな!塩の一択です!それ以外は認めません!などとテーブルを叩いて喚き散らし、トンカツ探検隊とは名ばかりの、まるで初めてトンカツを食したかのような発言を繰り返し悦に入ると満足感いっぱいのまま店を出る。本来であれば、このまますぐそこにある、こちらもトンカツの有名店「檍(あおき)」に行くべきなのだろう。しかし、我々のような貧弱な舌と胃を持つ似非グルメ探検隊の能力ではとても連戦という訳にはいかない。また後日、体調と精神を整えてから挑むこととし、この夜は悪徳と快楽だけが渦巻く魔空間、野毛方面へと歩を進めたのである。