「日本人の「あの世」観/梅原猛」を読む。死者の世界は現実の世界とはすべてがあべこべなのだそうだ。お通夜も夜に送り出し、 向こうの世界で朝に着くようにとのことらしい。その他、仏教、神道にも触れらていて面白い。「ほぅ」「なるほど」を連発する。 しかし、以前にも読んだ気がする。よくよく考えてみると確かに読んでいるはずだ。 その時々で気になったことしか記憶に残っていないのだろう。まさか、痴呆症ではあるまい。 そんなことをぼんやりと考えていると、段々と眠くなってくる。最近、顔を見せなかったJ三郎が帰宅する。 なんだか面倒くさいが一応、血を分けた兄弟なので放っておくのもなんだろうと思い相手をする。 「その方、しばらくぶりであるな」しかし、J三郎はそんな兄の細やかな気遣いをモノともせずに言い放つ。 「はい、そんなことより兄上、宮部鼎三が”詩は志である!”と言ったのは「龍馬がゆく」の中で正しかったでしょうか?」 虚をつかれたわたしは少しあわてて「うむ。。。それは。。。。」と口ごもるやいなや、 「ふふふ、違いますよ「世に棲む日々」ですよ。勘違いしていたでしょう。わははは!」と言い放った。 その屈辱的な発言を聞いたわたしは一気に目が覚め、「出陣太鼓を鳴らせ!」と上半身裸になりながら叫ぶと勢い良く立ち上がった。 立ち上がったはいいが寒いし裸でいるのもなんなのでいそいそとまた服を着てストーブの前に手をかざす。 その後、ついに終了したドラクエ談議、そこからの果てしない三国志談議を眠りに落ちるまで続ける。
日本人の「あの世」観/梅原猛
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