夜遅く駅に着いて

夜遅く駅に着いてJ三郎に電話をしようと携帯を手に取ると偶然にもJ三郎から電話が来る。 同じ電車に乗っていたようで「今、駅なのですが・・・」「おぉ、わたしもです」「やぁ!奇遇ですな」 、「いや、そちらさんこそ、ムフフフフ」となる。 「まるで双子みたいですね」とJ三郎がニヤリとしたので、 「馬鹿モン、わたしは長兄でいわゆる天上人の類である」と一喝した。それとこれとは全然、別な話だ。 しかし、こういう偶然はなんなのだろう。 以前にはわたしがJ三郎に電話をかけると話し中でJ三郎もちょうどわたしにかけていた、ということがあった。 つまり、二人してお互いに同じ相手に同じ時間に電話をかけていた、ということでこれなどは超レア現象であろう。 電波の性質上、タイムラグだとかその辺がどうなっているのかは分からないが、これは特殊なケースなはずだ。 こういうモノがより精密度を増し、言いたい内容もほぼ分かるようになればまさしく以心伝心で 携帯電話など要らなくなり、我々は電波・電磁波という危険なシロモノとおサラバすることが出来る。 本来、人間は第6感であるとかテレパシーなどの素晴らしい力を持っているはずであり、そういうモノをドシドシ使っていくべきなのだ。 やがてはサイコキネシスであるとか、テレポーテーションなどの高度な能力を使えるようになる可能性がある。 「どこでもドアはもう要らない!」これを今後のスローガンにすべく、わたしも取りあえずは スプーン曲げあたりから訓練することにした。